はじめに
AI思考運用シリーズ第5回です。
これまでの記事では、
- 自分の取扱説明書
- 第二の作業メモリ
- 未完成状態
- 話しながら整理する
といった変化について書いてきました。
前回は、「話しながら整理するようになった話」を書きました。
▼第4回:AIとの対話で、“話しながら整理する”ようになった話
今回は、その延長線上で起きた変化について書いてみようと思います。
それは、
「脳内保持が減ったこと」
です。
AIを使うようになってから、以前ほど頭の中で物事を抱え続けなくなりました。
能力が上がったというより、
運用方法が変わった感覚です。
以前は常に頭の中で持ち続けていた
私は元々、
思いついたことを頭の中で持ち続けるタイプでした。
例えば、
- ブログ記事のネタ
- Python学習で試したいこと
- 仕事で気になった改善案
- 後で調べたいこと
- 日常の気付き
などです。
忘れたくない。
後でやりたい。
そう思うと、
頭のどこかで覚え続けようとしていました。
保持しているだけでも負荷になる
今振り返ると、
実際には行動していなくても負荷がかかっていました。
例えば、
「今はできないけど後でやろう」
と思ったこと。
その時は終わったつもりでも、
頭の片隅では動き続けています。
仕事中なのに、
ブログネタを思い出す。
家族と過ごしているのに、
学習の続きを考える。
別のことをしているのに、
やらなければならないことを思い出す。
そんな状態がよくありました。
パソコンで例えるなら、
常駐ソフトが大量に起動している状態だったと思います。
AIはメモよりも負荷が少なかった
以前から、
頭の中で抱え続けないためにメモは取っていました。
しかし、
実際にやってみると別の問題がありました。
まず、
メモを取る時点で整理が必要です。
何を書くか。
どこに書くか。
どう分類するか。
さらに、
メモが増えてくると、
今度は整理や見返しが必要になります。
頭の中から外へ出したつもりが、
別の管理作業が発生していました。
一方でAIは違いました。
極端な話、
殴り書きでも構いません。
思いついたことをそのまま投げる。
まとまっていなくても投げる。
後で必要になった時は、
過去の会話から引っ張り出すこともできます。
この感覚は、
従来のメモよりかなり負荷が軽いと感じています。
AIが退避場所になった
AIを使うようになってから、
とりあえず記録するようになりました。
例えば、
ブログ記事のアイデアを思いついたら入れておく。
学習中に試したいことが浮かんだら入れておく。
仕事で改善案を思いついたら入れておく。
日常で感じたことも入れておく。
最近では、
「これ記事ネタになるかもしれない」
と思ったことも、とりあえず残しています。
以前なら、
忘れないように頭の中で持ち続けていました。
今は、
一旦AIへ置いておけます。
この感覚は、第2回で書いた「第二の作業メモリ」に近いものです。
「覚えなくていい」が大きかった
一番大きな変化はここかもしれません。
以前は、
忘れたらダメだから覚えておこう
という感覚でした。
しかし今は、
記録したから大丈夫
と思えるようになりました。
もちろん、
全部を見返すわけではありません。
それでも、
「忘れてはいけない」
というプレッシャーが減ったことは大きかったです。
頭の中で保持する必要がなくなるだけで、
かなり楽になります。
脳内保持が減ると人生そのものが軽くなる
以前の私は、
やらなければいけないことや、
気になっていることを頭の中で持ち続けていました。
ブログネタ。
学習課題。
仕事の改善案。
日常の気付き。
一つひとつは小さなものです。
しかし積み重なると、
常に何かを考えている状態になります。
今振り返ると、
実際の作業量よりも、
「抱えている量」
の方が負担になっていた気がします。
AIへ退避するようになってからは、
頭の中に置いておく必要が減りました。
その結果、
最近は以前より気持ちに余裕がある感覚があります。
もちろん、
人生が楽しくなった理由は一つではありません。
しかし、
頭の中の常駐タスクが減ったことは、
確実に影響していると思っています。
また、この変化は第1回で書いた「自分の取扱説明書」にも繋がっている気がします。
自分の特性を理解し、無理な運用をやめる。
その積み重ねが、少しずつ生きやすさに繋がっているのかもしれません。
▼第1回:AIを使っていたら、「自分の取扱説明書」を作り始めていた話
脳内保持が減ると行動しやすくなる
面白かったのは、
頭の中が空くと行動しやすくなったことです。
考える量が減ったわけではありません。
保持する量が減りました。
結果として、
目の前のことに集中しやすくなります。
学習中は学習。
仕事中は仕事。
家族との時間は家族との時間。
以前より切り替えやすくなった気がしています。
また、「話しながら整理する」という前回の記事の変化も、この感覚に繋がっている気がします。
▼第4回:AIとの対話で、“話しながら整理する”ようになった話
AIに依存しすぎないために
ただし、
記録するだけでは意味がありません。
必要な時に見返し、
必要な時に活用する。
判断するのは自分です。
AIは記憶装置というより、
思考整理を支える補助装置として使っています。
だから私は、
AIに考えてもらうというより、
AIに一時保管してもらう感覚で使っています。
まとめ
AIを使うようになってから、
頭の中で物事を抱え続けることが減りました。
以前は、
「忘れないように覚えておく」
でした。
現在は、
「記録したから大丈夫」
になっています。
能力が上がったというより、
運用方法が変わった。
その結果、
頭の中に少し余白が生まれました。
そしてその余白は、
単に楽になっただけでなく、
目の前のことに集中したり、
新しいことに挑戦したりするための余裕にも繋がっている気がしています。
AIとの対話による変化の中でも、
これは日常生活にかなり影響している変化の一つかもしれません。
