競艇AI開発日記 第11話|AIに渡す情報をデータから探すことにしました

前回は、特徴量を追加したモデルBを試しました。

「情報を増やせば精度も上がるかもしれない。」

そう考えていましたが、期待した結果にはなりませんでした。

モデルCも試してみましたが、こちらも思うようには改善しません。

モデルAからモデルCまでを見比べながら考えているうちに、一つ気になり始めたことがありました。

「そもそも、AIに渡している情報で足りているんだろうか。」

今回は、そんな疑問から始まった「特徴量探索」の話を書こうと思います。

モデルCも試してみることにした

モデルBでは、特徴量を増やしてみました。

それでも思ったような結果にはなりませんでした。

そこで今度は、別の方向から試してみることにしました。

モデルCでは、少ないPatternも学習しやすくなるような設定を試しました。

結果はAccuracy0.104。

数字だけを見ると、モデルAやモデルBよりさらに低い結果になりました。

「これなら良さそう。」

と思えるような改善は、今回も見つかりませんでした。

モデルA〜Cを並べて考えてみる

ここで一度、モデルAからモデルCまでを並べて見てみることにしました。

モデルAでは、Pattern1に大きく偏る結果になりました。

モデルBでは、特徴量を増やしてみましたが、大きな変化はありませんでした。

モデルCでは、別の方向から試してみましたが、Accuracyはさらに下がりました。

一つずつ試してはみたものの、

「次はこのモデルを試そう。」

というアイデアは、だんだん思い付かなくなってきました。

もしかすると、モデルではないのかもしれない

モデルを変える。

特徴量を増やす。

学習方法を変える。

いろいろ試してみましたが、どれも決め手にはなりませんでした。

そこで考えたのが、

「AIに渡している情報そのものを見直した方がいいのではないか。」

ということです。

今使っている特徴量だけでは、スリットパターンを予測するための情報が足りないのかもしれません。

そう思うようになりました。

boat_race_DBを見返してみる

ありがたいことに、この頃には選手ごとのレース履歴をまとめたboat_race_DBを作っていました。

選手名。

コース。

スタートタイミング。

着順。

決まり手。

ほかにも、いろいろな情報が保存されています。

そのデータを見ながら、

「何か特徴量として使えそうなものはないかな。」

そんなことを考え始めました。

特徴量を探す時間が始まる

この頃から、AIを動かす時間よりも、データを見ている時間の方が長くなってきました。

例えば、

平均だけではなく中央値はどうだろう。

スタートのばらつきも使えるだろうか。

速いスタートを切る割合は特徴にならないだろうか。

気になったものは、とりあえず集計してみます。

結果を見ながら、

「これは使えそうかな。」

「これは違うかな。」

そんなことを繰り返していました。

まだ、どれを特徴量として採用するかは決めていません。

まずは候補を探してみる。

そんな毎日が続いていました。

まとめ

モデルAからモデルCまで試してみて、

次はモデルを変えるより、特徴量を考えてみよう。

そう思うようになりました。

すぐに答えが見つかるわけではありません。

それでも、データを見ながら一つずつ試していけば、新しい特徴量が見つかるかもしれません。

次回からは、boat_race_DBを使いながら、特徴量になりそうな情報を一つずつ調べていきます。

「これなら使えそう。」

「これは違うかもしれない。」

そんな試行錯誤が続きます。

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